当温泉は次のような適応症もありますが、禁忌症もありますので、その場合は入浴を控えてください。
適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、
打ち身、くじき、慢性消火器病、痔疾冷え性、病後回復期、
疲労回復、健康増進などに効果が期待できます。
この温泉固有の適応症
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
禁忌症
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、 呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他の一般の病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)の方は入浴をお控えください。
泉質成分表(浴用)
温泉湧出地 | 鹿本郡植木町亀甲1526-1 |
---|---|
泉 質 | ナトリウム – 炭酸水素塩 塩化物質(低張性・弱アルカリ性・高温泉) |
泉 温 | 50.8度 |
温泉の成分 | 下記の通り |
解離成分総数 2563 mg/kg
陽イオン | mg/kg | m.VaL | m.VaL% |
---|---|---|---|
リチウム | 0.3 | 0.04 | 0.12 |
ナトリウム | 723.1 | 31.45 | 93.71 |
カリウム | 19.4 | 0.05 | 1.49 |
アンモニウム | – | – | – |
マグネシウム | 10.3 | 0.85 | 2.53 |
カルシウム | 14.1 | 0.71 | 2.12 |
バリウム | – | – | – |
ストロンチウム | – | – | – |
鉄(II) | 0.2 | 0.01 | 0.03 |
アルミニウム | 0.02 | – | – |
マンガン(II) | 0.01 | – | – |
亜 鉛 | 0.03 | – | – |
– | – | – | – |
陽イオン計 | 767.4 | 33.56 | 100 |
陰イオン | mg/kg | m.VaL | m.VaL% |
---|---|---|---|
フッ素 | 5.3 | 0.28 | 0.84 |
塩素 | 297.2 | 8.38 | 25.39 |
ヨウ素 | – | – | – |
臭素 | – | – | – |
硫化水素 | 0.5 | 0.01 | 0.03 |
硫 酸 | 0.8 | 0.02 | 0.06 |
リン酸二水素 | – | – | – |
水 素 | 0.01 | – | – |
炭酸水素 | 14.92 | 24.45 | 73.78 |
炭 酸 | – | – | – |
遊離硫化 | 0.09 | – | – |
– | – | – | – |
– | – | – | – |
陰イオン計 | 1795 | 33.14 | 100 |
遊離成分
非解離成分 | mg/kg | m.mol | 溶存ガス成分 | mg/kg | m.mol |
---|---|---|---|---|---|
メタケイ酸 | 29.9 | 0.38 | 遊離二酸化炭素 | 52.7 | 1.2 |
メタホウ酸 | 78.7 | 1.38 | 遊離硫化水素 | 0.09 | – |
非解離成分 | 108.6 | 2.18 | 溶存ガス成分計 | 52.7 | 1.2 |
ラドン含有量 | 5.42×10-10cl/kg | ラドン濃度 | 1.49ME/kg | ||
その他微量成分 | — | ||||
pH 7.76 |
【平成13年6月8日分析】 分析者:(社)熊本県薬剤師会医薬品検査センター
浴用上の注意事項
- (1) 温泉療法の際しては、医師の指導を受けるのが適当です。
- (2) 入浴時間は入浴温度により異なりますが、初めは3分ないし10分程度として慣れてきたら延長しても構いません。
- (3) 入浴中は運動浴の場合は別として、一般には安静を保って下さい。
- (4) 入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない方が適当です。ただし、「湯ただれ」をおこしやすい人は逆に真水で洗うか、
温泉成分を拭き取るようにして下さい。 - (5) 入浴後は、湯冷めに注意して一定時間の安静を守って下さい。
- (6)高度の動脈硬化症・高血圧症・心臓病については、原則として高温浴(42℃以上)を避けて下さい。
- (7)熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので、十分に注意して下さい。
- (8)食事の直前・直後の入浴は避けることが適当です。
- (9)飲酒しての入浴は特に注意して下さい。